毎月スローダイエットなテーマとレシピをご紹介しています。
協力:笠倉出版社 楽LIFEシリーズ 撮影:大垣善昭
冬の野菜といえば大根。
ダイエット作用も期待できる野菜のひとつです。
その理由は、なんといっても、低カロリーで低脂肪。た満腹感を得ながらカロリーコントロールがしやすいです。
そして腸内環境を整える食物繊維が豊富。便通を改善するサポートをしてくれます。
また、水分が多いので、食べながら水分補給ができ、新陳代謝にも良い影響を与えることが知られています。
しかも、ビタミンCや食物繊維だけでなく、実は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンなどのミネラルも含まれています。
1年中出回っていますが、冬の大根は、寒さから身を守るために糖分が増すので、みずみずしくて甘みがあります。
1月は、この時期だからこそ美味しい大根をたっぷりといただけるレシピをご紹介します。
ダイエットと健康に役立つ大根をたっぷりといただいて、2024年も楽しくスローダイエットをスタート!
冬に旬を迎える根菜は、特に栄養が詰まっています。
根菜は、しっかり噛むことによって、満腹中枢が刺激されるだけでなく、
血行がよくなり、カラダが温まるので、代謝を高めて、ダイエットをサポートできます。
水溶性と不溶性の食物繊維がふくまれており、腸内環境を整えるごぼう、
加熱しても損なわれないビタミンCをたっぷりふくみ、美肌もサポートするれんこん、
低カロリーでしかもビタミンCなどが豊富な大根。
それぞれ形も栄養も個性豊かですが、いずれもヘルシーなダイエットの頼もしい味方です。
炊き込みご飯で、グラタンで、鍋で・・・根菜をたっぷり使って、
2月もおいしくスローダイエットを。
春キャベツが市場に出回り始めました。ふんわりとした巻きと強い甘みが特徴で、葉は柔らかく、みずみずしいため、サラダや浅漬けなど、そのまま食べても美味しいです。
春キャベツが出回り始めています。
ふんわりとした巻きと強い甘みが特徴で、葉は柔らかく、みずみずしいため、サラダや浅漬けなど、そのまま食べても美味しいです。
100gあたりのカロリーはわずか21kcal。ご飯やパン、肉類などに比べると低カロリーなので、食事のはじめに食べることで、食べすぎを防ぐことにもつながります。
また、食物繊維が豊富なので、腸内環境をととのえるのにも役立ちます。
栄養素は通常のキャベツと変わりはありませんが、厳しい冬を乗り越えて、栄養がぎゅっと凝縮されています。
ビタミンAとビタミンCを合わせて摂取できるので、美肌作用も期待できます。
生でも美味しい旬の春キャベツ+スローダイエット食材で、初春を元気に、ヘルシーに。
寒い時期は、カラダの代謝機能が低下しているので、老廃物がたまりがち。
水分の摂取量も減りがちなので、尿と一緒に排出される老廃物がたまってまいがちでもあるのです。
そこで、たまってしまった老廃物を排出するのが、春のデトックス。
春の野菜には、肝臓の働きを助けてデトックスを促すものが多いのも納得できます。
もちろん、菜の花やタケノコ、ふきのとうなど、旬の野菜でデトックスするのはオススメですが、
もうひとつ、デトックスを促してくれるのが海藻類。
海藻類の水溶性食物繊維が、腸内環境を整えて、余分な老廃物の排出をサポートしてくれます。
海藻で、心身の不調を流してくれる!春の元気な腸をスローダイエットで。
夏を前に、ダイエットを考える季節がやってきました。
でも、極端なダイエットは、栄養バランスを崩したり、私たちの筋肉や肌、髪などの材料となるたんぱく質不足になったり・・・ということも起こりがちです。
無理なくダイエットに効果があり、しかもきちんと良質のたんぱく質を摂るのにオススメな食材のひとつが豆乳。
そのまま飲むのは苦手、という人も多いかと思いますが、スープなどに使えば、美味しく美と健康をサポートしてくれます。
例えば、野菜のポタージュ。
ビタミンをしっかりといただきながら、カラダを内側から温め、美と健康をサポートしてくれます。
また、豆乳に含まれる大豆イソフラボンやサポニンは、抗酸化作用を持っています。
紫外線の多くなる季節には、特に気になる「活性酸素」を除去し、若々しさを保つ効果も期待できます。
野菜+豆乳のポタージュで、夏までのダイエットをおいしく、キレイに、ヘルシーに!
6月の梅雨は、湿気が増し、気分がどうしても沈みがちになることがあると思います。
東洋医学的には、この時期は体内に余分な水分がたまりやすい「水毒」の時期とされるそうです。
余分な水分や老廃物が排出されずに滞ると、カラダがむくんだり、だるさを感じたりします。
そんな時期には、カリウムや食物繊維が豊富な食材を摂るのがオススメです。
たとえばバナナ!クッキングの手間もかからず、手軽に摂取できるのが嬉しいところです。
バナナにはカリウムや食物繊維が豊富に含まれており、特に食物繊維は不溶性と水溶性がバランスよく含まれています。
不溶性の食物繊維は腸を刺激して排便を促し、便秘を解消します。一方、水溶性の食物繊維は腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える助けになります。さらに、満腹感を得られるため、自然とダイエットにも役立ちます。
そして、バナナには幸せホルモン「セロトニン」の前駆体であるトリプトファンが豊富に含まれているため、気持ちを明るくしてくれる効果もあります。
バナナと豆乳を組み合わせることで、良質なたんぱく質も摂取できます。
6月は「バナナ+豆乳」で手軽に心身のデトックスをしながらスローダイエットを!
紫外線が気になる夏!真っ赤に熟したトマトには、抗酸化力の高いリコピンやβカロテンがたっぷりと含まれています。
これらの抗酸化成分は、増えすぎた活性酸素によるシミやしわ、免疫機能の低下を予防・改善する効果が期待できます。
さらに、トマトにはビタミンCやビタミンA、カリウム、食物繊維など、健康をサポートする栄養素がバランス良く含まれています。特にビタミンCは、疲労回復や免疫力の強化に役立ちます。
また、トマトの約90%は水分でできているため、夏の暑さで失われやすい水分を効率よく補給できる上に、低カロリーなので食事の満足感を高めながらカロリーを抑えることができます。
トマトサラダとしてシンプルに食べるのも良いですが、スローダイエット食材と組み合わせて蒸したり揚げたりと、さまざまなスタイルでトマトをたっぷり楽しんで、夏もおいしく爽やかにスローダイエットを!
猛暑!
毎日の暑さで、買い物や調理が億劫になることもありますよね。そんなときには、かさばらず長期保存ができる乾物を常備しておくと便利です。
乾物は、使い慣れていないと調理が難しそうに感じるかもしれませんが、実際にはとても手軽です。基本的には水やぬるま湯で戻して味付けするだけで、美味しく食べることができます。
さらに、乾物は栄養が豊富です。
例えば、切り干し大根やきくらげ、かんぴょうなどは、それぞれ食感や風味が異なるだけでなく、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、乾燥させることで栄養が凝縮されています。
また、乾物は軽くてコンパクトなので、アウトドアやキャンプ、旅行にも持ち運びやすいです。
乾物というと和の煮物をイメージするかもしれませんが、エスニック風やレモン風味など、さまざまなアレンジが可能です。
夏も乾物を手軽に活用して、楽しくヘルシーにスローダイエット!
9月は、夏の疲れが出始める時期です。
そんなときには、やっぱり豆腐!
低カロリーでありながら、良質のたんぱく質をたっぷりとふくむ豆腐をいただいて、夏の疲れを、そしてお肌の疲れもいやしましょう。
豆腐には、良質のたんぱく質はもちろん、肌の水分を保持する大豆イソフラボン、老化防止に効果的な大豆サポニンなどの栄養素が豊富に含まれています。
今月は、豆腐を塩漬けにして、さらにうま味をアップ。
そのまま食べてもおいしいし、オリーブオイルとこしょうをかけて、オードブル感覚でいただいても美味。
さらに一工夫で、食卓の主役にもなります。
塩漬け豆腐を使って、手軽においしくヘルシーに!秋のスローダイエットをスタート。
涼しくなると揚げ物が恋しくなります。
でも、揚げ物はダイエットの敵と思われがちです。
その主な理由は「カロリーが高く、つい食べ過ぎてしまう」ことです。
カロリーについては、衣が油を吸収することで増加するので、衣を薄くつけ、油の量を控えて揚げ焼きにするのがおすすめです。また、ソースやマヨネーズ、ケチャップなどの高カロリーな調味料の使用を少なめにするのもよいでしょう。
また、揚げ物を食べ過ぎてしまう理由は、脂質を含む食品を摂取すると、直後に「ベータ・エンドルフィン」というホルモンが分泌され、これが快感を引き起こすためといわれています。
つまり、お腹が欲しているのではなく、感覚が欲しているのです。そのため、目の前にあるとついつい食べ過ぎてしまうので、適量だけ食卓に並べることが食べ過ぎ防止のポイントです。
10月は、揚げ衣を少なくしたり、ヘルシーな食材を使ったりして、フライを健康的に楽しめるレシピを紹介します。我慢しすぎず、秋も楽しくスローダイエットを!
そろそろ鍋が恋しい季節。
11月は手軽に作れるスローダイエット的ひと鍋レシピをご紹介します。
ひと鍋レシピとは、ひと鍋をメインにご飯やパンを添えるだけで、
栄養バランスがととのい、腹持ちもしっかり満足できるレシピのこと。
器に盛らず、調理した鍋のまま食卓に出すこともできるから、
調理時間も食器洗いの時間もぐっと短縮できます。
年末に向けて、忙しくなりがちで、食事を用意するのがちょっと面倒!というときにも、
たんぱく質+野菜を具を組み合わせたひと鍋レシピで、ヘルシーに。
冬に向けて元気にスローダイエットを!